君と秋風

君と秋風・・・まるで毛皮の生え変わった
通りを歩く人並みも色を変えて・・・

街路樹いつもなら気にしない風景
気が付けばどこか違う国へ二人・・来たみたいだ

通りを抜ける一陣の風が木の葉を揺らして
ハラハラと舞うその中で踊る君に見とれた

悲しくなんかないのに少し落ち着いた街が
どこか淋しそうで君は「少し寒いね」と言って
笑った・・・

いつの間にか時が過ぎて二人の長い影が伸びてく
「二人きりだね」そうつぶやいて
冷たい風の中へ消えて行く

君と秋風・・・長い冬が来る・・・その前に・・・
僕は君の手を・・・
そっとつないだ・・・